病院からのお知らせ
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54日ぶりに帰還したアメショーの「ザイン」
先々月の5月17日に自宅のベランダより逃走したアメリカンショートヘアーのザイン(thine=yours=「あなたのもの」の意、写真左は逃走前)が今月の9日、54日ぶりに保護された。それまで十数件の厚意ある情報が寄せられたそうで、その都度飼い主は現場に直行したが、探し主の顔を見るなり遁走したと言う。しかし、今回は名前を呼んで近寄っても逃げずに保護した。
飼い主は保護するや否や、本院に直行、スタッフに「ザインに間違いないよねェー」と同意を求めるさま。口腔内の検査の為、ザインの口を開けると、飼い主が上顎の硬口蓋の紋様を見て、その特徴から「ザインに間違いないワぁー・・・!!!」と驚嘆の声を発した。54日の間に2周りも痩せたザインとの再会に気が動転・高揚するとともに、疑心暗鬼に陥ったのであろう。よく分かるような気がする。ザインは外傷やネコ風邪も無く、病院で与えた缶詰に貪るように食らいつき、半分野良化していた。写真右はその時のもの。托鉢中の山頭火か、放浪中の山下清の姿が連想されよう。伝染病に罹っていないのはワクチン接種のお陰であろう。
今回飼い主は逃走の当日に警察署、最寄の交番、動物病院、保健所に連絡を取り、人海戦術でスーパーなどへのポスター貼りの依頼に奔走した。情報を提供して下さった方々に感謝・感謝・・・・・、本当にありがとうございました。
ついこの間、記憶喪失の関東の若者が福岡で保護され、テレビが身内探しをしているのをみましたが、ペットでは簡単に遺伝子検査をする訳にもいきません。今回のケースのように、人間の指紋や歯型に相当するものとして、ペットの身体的特徴を日ごろから知っておく必要があるでしょう。例えば、口腔内の歯茎や硬口蓋などの紋様、舌の黒色斑点の数や位置、耳界や下腹部の薄毛部分の皮膚のシミ(メラニンの沈着)、歯列や咬合異常・欠歯や折れ歯・・・・・他人が知らない身体的特徴をメモしておくか、出来れば写真に撮っておきましょう。
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ちなみに、ザインの名付け親は他でもない小生でした。ザインは「飼い主のもの」=「あなたのもの」。名前もよかったのでしょう。
2007/07/11 16:41:35【8】

