病院からのお知らせ

最近の記事

6月26日(土)、27日(日)のケーブルテレビ「スクランブル・宮崎」#12のテーマは「犬猫の尿の色調と病気」です。

 放送は6月26日(土)が午前10時30分、午後2時30分、午後8時30分、午後11時の4回、27日(日)が午前9時、午後4時、午後9時30分の3回、計7回です。内容は以下のようです。

<犬猫の尿の色調と主な病気>

1.濃縮尿:尿の色素であるウロクローム濃度の上昇正常か熱中症
2.希釈尿:ウロクローム色素濃度の低下大量飲水や腎不全・糖尿病・ステロイド剤内服などによる多飲多尿症
3.乳白色:尿膿(細菌+白血球)膀胱炎・前立腺炎・膣炎・腎盂腎炎など
4.赤色・ピンク:赤血球。膀胱炎・結石・腫瘍・ネコ特発性出血性膀胱炎ネコ下部尿路疾患など
5.薄いピンク〜濃いコーラ色(酸性尿で褐色、アルカリ尿で赤色):ヘモグロビン溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血・犬バベシア症・ネコヘモバルトネラ症・たまねぎ中毒・アセトアミノフェン中毒など)
6.褐色〜赤褐色(潜血反応陰性):抱合型ビリルビン肝前性(溶血性貧血など)・肝性(犬レプトスピラ症肝臓癌・膵臓癌など)・肝後性(胆道閉塞など)
7.褐色を帯びた赤色(潜血反応陽性、尿沈渣で赤血球マイナス):ミオグロビン※1筋肉の重度の変性・壊死・外傷(全身感染症、咀嚼筋筋炎、事故、術後、発作、ネコのビタミンE欠乏症など)
8.暗褐色(放置で黒色):メトヘモグロビン中毒(たまねぎ、ニンニク、プロピレングリコール、アセトアミノフェンなど)
9.その他種々:薬品・飲食(添加物としての色素※2など)。ビタミンB2、サルファ剤、漢方薬など

※1 ミオグロビンは骨格筋中に存在する鉄を含むヘモグロビンに似た色素淡白。
※2 特に半生フードに含まれる。

 注:実際の診療では、尿は色調以外にブツの存在や臭いも重要です。ブツは膀胱炎や腫瘍、ネコの下部尿路疾患、尿石症などで見られる臭いは、例えば糖尿病では甘臭く鼻を突くような独特の刺激臭(アセトン臭)を発し、重度の膀胱炎ではアンモニア臭を呈する









固定リンク | 2010年06月25日【94】

6月19日(土)、20日(日)のケーブルテレビ「スクランブル・宮崎」#11のテーマは「犬猫の発咳」です。

 放送は19日(土)が午前10時30分、午後2時30分、午後8時30分、午後11時の4回、12日(日)が午前9時、午後4時、午後9時30分の3回、計7回です。内容は以下のようです。

<犬猫の発咳の原因>

<炎症性>
^頭炎、扁桃炎、5ご鼻Φご瓢抉蝓↓に性気管支炎、デ抉(細菌性、ウイルス性、真菌性)、ζ芽腫、膿瘍、慢性肺線維症、気管虚脱、肺門リンパ節の腫大、吸入、異物

<新生物(腫瘍)>
仝業性、⊇蝶崙供↓E尚楡、さご鼻↓ス頭、ο捷・胸骨・筋肉、Д螢鵐兌

<心血管性>
〆舷管堊(肺水腫)、⊃干搬(特に左心房)、心不全、で拈鮑評鼻↓デ擔綣(血管原性)

<アレルギー性>
ゝご瓢搜誕、好酸球性肺炎、9セ正綫肺肉芽腫症、すセ正紊稜擔蚕瓠↓ヌ髪崋栖機↓ι鼻腔炎、У侫シャミ

<寄生虫性>
〇卉遒量惰(回虫、イヌ鉤虫、糞線虫)
肺虫(イヌ)、ネコ肺虫
ケリコット肺吸虫(イヌ、ネコ)
じせ緇虫症(イヌ、ネコ)
ヌ唳拈虫(イヌ、ネコ)
Εツネ肺蠕虫?(イヌ)

<原虫性>
.肇ソプラズマ症(ネコ)
▲縫紂璽皀轡好船(イヌ)

<真菌性>
.屮薀好肇潺札江
▲劵好肇廛薀坤涵
コクシジオイデス症
ぅリプトコッカス症
ゥ▲好撻襯ルス症

(以上、Textbook of Veterinary Internal Medicine, 2005, 6th Edition, p190を参考)



<咳の診断法>

1.聴診:肺のラッセル音、心臓の雑音。

2.咳の様子:ガチョウの鳴き声のような・・・咳・咽喉に何かが詰まって吐きだしそうな・・・咳。一般に肺炎や気管支肺炎、肺水腫など喉頭から遠い部位に病変があり、浸出液などの液体が存在する場合には重い湿った咳(湿性発咳)が見られ、反対に、病変が気管など喉頭側により近く、浸出液を伴わなければ軽い乾いた咳(乾性発咳)を認める。

3.発咳試験:頸部気管を指で軽い圧迫する時の発咳誘発。発咳が出れば気管炎や気管虚脱を疑う。

4.超音波検査:僧帽弁閉鎖不全症・フィラリア症・心臓拡大・先天性心奇形・心嚢水貯留など。

5.レントゲン撮影:心拡大・気管虚脱・肺水腫・肺炎・気管支炎・腫瘍(転移性、原発性)、気管支喘息など。

6.血液検査:白血球増多・好酸球増多。

7.気管支・肺胞洗浄:アレルギー性肺炎・腫瘍など。

8.アレルギー検査:アレルギー性肺炎。


固定リンク | 2010年06月16日【91】

6月12日(土)、13日(日)のケーブルテレビ「スクランブル・宮崎」#10のテーマは「猫の避妊と去勢手術」です。

 放送は12日(土)が午前10時30分、午後2時30分、午後8時30分の3回、13日(日)が午前9時、午後4時、午後9時30分の3回、計6回です。

猫の避妊手術と去勢手術について
内容 避妊手術(卵巣・子宮を全部摘出する手術)はすべきなのか?また、いつ行うべきなのか?

 避妊手術のメリットとは?
●乳腺腫瘍の予防効果 
★雌猫に多い腫瘍は、多いものから順に造血系の腫瘍、皮膚の腫瘍、乳房の腫瘍(全体の17%)となっている。

★猫では悪性度が高く、少なくとも85%が悪性であり、その80%以上が死亡時に他の臓器への転移が見られる。

★重要なことはこの乳腺腫瘍の発生率はホルモンに強く影響され(性ホルモン依存性という)、避妊手術によって乳腺腫瘍の発生率は大きく低下する、ということである。

★猫では6ヶ月齢までに避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発生率はおよそ7分の1にまで減少し、2歳(文献によっては6歳)になる前までに手術を行うと乳腺腫瘍の発生率が低下する。より最近の研究では、6ヶ月までに避妊手術を行うと91%、1歳までに避妊手術を行うと86%も乳腺癌のリスクが減少するという。

★★その他、避妊手術は子宮蓄膿症(犬に比べ、若齢で発症し開放性の場合が多い)、膣過形成や膣脱、子宮・卵巣・膣の腫瘍、乳腺過形成などの疾患を防ぐことができる。


病気の予防以外にメリットは?
★猫は多発情動物でその上交尾後排卵である。その為、非常に妊娠しやすい。望まれない妊娠を防ぐためには早期の避妊手術が望まれる。猫の初回発情は平均7ヶ月(早いものでは6ヶ月)、体重2.3〜2.5kgに達したときに認められ、雄猫に比べ1〜2ヶ月も早い。

避妊手術のデメリットは?
★避妊手術の「罪」は「肥満」である。その原因として、.┘好肇蹈殴鵑中枢性(脳に作用して)に食欲を抑制している、▲曠襯皀鵑細胞内代謝に影響している、H鯒ゼ蟒僂砲茲螻萋偉未減る、などが考えられているが、今尚、不明である。

 

(まとめ)
★★乳腺腫瘍の予防の為、早い時期での避妊手術がベストである。乳腺腫瘍はその大きさと予後に密接な関わりがある。日頃からスキンシップを大切にして、嫌がらずに体表のチェックが可能な状況にしておくことが重要である。

★★望まれない妊娠を防ぐためにも避妊手術を行おう。




去勢手術のメリットとは?

★猫の場合、犬のような前立腺肥大や精巣腫瘍といった病気の発生はまれである。また、潜在精巣であっても、精巣腫瘍の発生は稀である。そのため、病気の予防という意味で去勢手術を積極的に勧めることはない。
 
★しかし、未去勢の雄猫では外に出たがったり、トイレ以外でおしっこをする(スプレー)、ケンカをするなどの傾向がどうしても強くなる。ケンカにより猫エイズなどの病気の感染の危険性が高くなる。

★また、先に述べたように、発情回数が多くその期間も長い。しかも交尾後排卵(人や犬では交尾と排卵日は関係ないが、猫では交尾刺激により排卵する)のため、かなり容易に妊娠する。そのため、仮に脱走してしまった場合、数ヶ月後には「うちの太郎によく似た子猫が歩いている、、、」といったことになってしまう。 
 
★そして、よくある質問だが、雄に多いスプレー行為は去勢手術により予防することができるのか。これらの行動が身につく前に去勢手術を行うと、当然予防の効果が高いのだが、一度これらの行動が身についてしまった後では、軽減する例もあるが、効果のまったく見られないケースもある。去勢手術を受けるかどうかは、出来れば動物を飼う前から決めておくことが望ましい。

※※※以下の問題行動が去勢手術によって何ら改善されなかった割合を以下に示す(ある論文のデータより)。
◎猫:外をうろつく(6%)、ケンカ(12%)、スプレー(13%)。
 また、スプレー行動は、屋外で色々な匂いを嗅ぐなどの環境の変化(新しい犬・猫の存在など)により再発しやすいとされている。


去勢手術のデメリットは?
★避妊手術と同様、去勢手術のデメリットは肥満である。その機序は明らかになっていないが、去勢手術後の必要(基礎代謝)エネルギー量は減少し、食欲は増進される為に肥満が起こる。例えば、猫では安静時の基礎代謝エネルギーが20〜25%も低くなる。給餌量を調節し、肥満には十分注意したい。


<まとめ>
●去勢手術は、雄に多い問題行動の予防と、かつそれを軽減する。
●望まない妊娠を回避し、地域猫増加の抑制に貢献する。

固定リンク | 2010年06月12日【82】

6月5日(土)、6日(日)のケーブルテレビ「スクランブル・宮崎」#9のテーマは「犬の避妊と去勢手術」です。

 放送は5日(土)が午前10時30分、午後2時30分、午後8時30分の3回、6日(日)が午前9時、午後4時、午後9時30分の3回、計6回です。内容は以下のようです。

 今回は、「犬の避妊手術と去勢手術はすべきなのか?」「また、いつ行うのが良いのか?」について述べる。

 まず、「避妊」手術(卵巣・子宮を全部摘出する手術)について述べる。

●避妊手術を行うメリットは?

 雌犬に多い病気としてまず挙げられるのが、乳腺腫瘍である。
★人と同様、犬の乳房の腫瘍も罹患率の高い腫瘍(全体の50%以上)で、部位別腫瘍罹患率をみると、雌犬では最も多い。(発生率は10歳で13%)

★犬の乳腺腫瘍の約半数は良性残り半数が悪性となっており、さらに悪性のうち約半数が転移すると言われている。

★重要なことはこの乳腺腫瘍の発生率はホルモンに強く影響され(性ホルモン依存性という)、避妊手術によって乳腺腫瘍の発生率は大きく低下するということである。

★犬では初回発情以前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発生率はたったの0.05%である。しかし、初回発情後に避妊手術を行ったものでの発生率は8%、2回目の発情後に行ったものでは26%となり、急激に増える。


 雌犬には「子宮蓄膿症」という、もう一つの罹患率が高く重大な病気がある。
★子宮蓄膿症とは、その名のごとく子宮内で細菌が増殖し、膿が貯まる病気である。

★子宮蓄膿症は、10歳までの罹患率は23〜24%といわれている。

★症状は食欲不振、元気消失、発熱、嘔吐、腹部膨満、外陰部からの膿排泄、多尿・多飲(発熱や感染細菌の内毒素によって引き起こされる腎障害による)などがあげられる。体温は急性型では上昇気味で、慢性型では平温以下となる。経過はさまざまだが、急性型では1〜2週間で重篤となる。無治療で経過すると敗血症や内毒素血症を引き起こし、死に至る。★正常な犬では子宮頸は開いているが、子宮蓄膿症では子宮頸が閉まっていることがあり(非開放型)、この場合、開放型に比べ重篤化しやすい。

★基本的な治療は子宮・卵巣摘出手術を行うのだが、血小板の減少、全身状態の悪化、腎不全などのリスクを抱えた状態で手術となるケースも少なくないため、麻酔のリスクは格段に高くなる。

それでは避妊手術のデメリットは?
★避妊手術の「罪」は「肥満」である。その原因として、.┘好肇蹈殴鵑中枢性(脳に作用して)に食欲を抑制している、▲曠襯皀鵑細胞内代謝に影響している、H鯒ゼ蟒僂砲茲螻萋偉未減る、などが考えられているが、今尚、不明である。


(まとめ)
★★乳腺腫瘍の予防の為、早い時期での避妊手術がベストである。犬での性成熟は平均9〜10ヶ月(6〜24ヶ月)である。(小型犬では大型犬に比べて性成熟の時期が早い。)

★★つい最近まで、未避妊犬(=intact)における生涯の子宮蓄膿症罹患率は約60%と言われていたが、このところの寿命延長で、それ以上(約80%)の犬が本症に罹るものと予測される。 
子宮蓄膿症は緊急手術を要する疾患であるが、先に記述したように、麻酔のリスクが非常に高く、正しく「命がけ」の執刀となる。心臓病や腎臓病などの基礎疾患(持病)が無ければ、できれば10歳くらいまでに避妊手術を行うことをお勧めしたい。

★★10歳以上の犬猫では避妊手術を積極的に勧めることはできないが、乳腺腫瘍はその大きさと予後に密接な関わりがある。日頃からスキンシップを大切にして、嫌がらずに体表のチェックが可能な状況にしておくことが重要である。また、犬の子宮蓄膿症は発情後1〜2ヶ月に発症することが多いことから、その時期に、食欲不振、嘔吐、元気消失・・・といった症状が見られたら、病院へ直行する。
★★その他、避妊手術は子宮・卵巣の腫瘍、膣過形成や膣脱、膣の腫瘍などの疾患を防ぐことができる。




次に、雄の去勢手術について述べる。 

去勢手術のメリットとは?
★去勢手術により予防できる病気がいくつかある。肛門周囲線腫(良性の腫瘍)、精巣の腫瘍(皮膚の腫瘍についで2番目に多いが、多くは良性。)、前立腺肥大、会陰ヘルニア、包皮炎、精巣炎などの疾患を予防する。

<肛門周囲腺腫>
 犬の肛門周囲にできる腫瘍のうち、58〜96%が肛門周囲腺腫と言われている。良性の腫瘍で、歳をとった雄に多く、平均10才で罹患する。特に精巣間質細胞腫の犬でリスクが高い。この腫瘍がホルモン依存性で、アンドロジェン分泌の増加により生じる。

<包皮炎>
 包皮腔での感染、あるいは炎症を生じる疾患でよく見られる。病原微生物は、一般に包皮腔内の常在菌である。(ヘルペスウィルス・Brastomycsなどのこともある。)包皮からの白色、或いは緑色をした膿が排泄されるが、それ以外の症状は通常見られない。治療法は殺菌された液体で洗浄することである。去勢手術により、包皮の分泌物が減少し、包皮炎を予防することができる。

<前立腺肥大>
 犬で多く見られ、特に6歳以上に多い。通常、歳とともに肥大する。(9歳で95%以上に肥大が認められる。)精巣からのホルモン分泌量に影響を受け、腺細胞の過形成により生じる。去勢手術後の前立腺の退縮は一般的に数週間要する。


<精巣の腫瘍>
 犬では雄の生殖器の腫瘍の約90%を占め、皮膚の腫瘍に次いで2番目に多い。精巣の腫瘍は3種類あり、セルトリ細胞腫、間質細胞腫、セミノーマがある。それぞれほぼ同じ割合で罹患する。高齢の犬(平均10才)で発生が多くみられる。精巣の腫瘍の多くは良性であるが、セルトリ細胞腫では10〜20%に腰椎や腸骨リンパなどに転移がみられる。セルトリ細胞腫のタイプによっては、エストロジェンを分泌し、脱毛、乳頭の腫大、骨髄抑制などが見られる。間質細胞腫は精巣全体が大きくなることは少なく、多くは無症状である。一方、セルトリ細胞腫、セミノーマでは精巣が腫大する。

<精巣炎・精巣上体炎>
 急性では陰嚢腫脹、痛み、精巣、精巣上体が腫大して硬結し、熱感を帯びる。陰嚢の皮膚も感染している場合には、患犬は患部を舐める。発熱、元気がないなどの症状が見られる。しかし一方で、無症状で気付かれないこともある。慢性例では、陰嚢は正常で精巣は柔らかく萎縮する。急性、慢性ともに不妊となることがある。治療は抗生剤の投与、去勢手術である。


潜在精巣とは?
★犬でもう1つ知っておきたいのが潜在精巣である。精巣は胎児期や生後間もなく腹腔内に存在するが、やがて陰嚢内に下降する。その時期は犬では生後30日頃(10日とも言われている)と言われている。まれに、それ以降にも精巣下降を起こすことがあるが、6ヶ月以上では精巣下降は決して起こらないため、6ヶ月までに陰嚢内に下降しなければ潜在精巣と診断される。発生率は統計によりばらつきがあるが、約1〜10%と言われている。この疾患は遺伝性である。
★この潜在精巣であった場合、先に述べた精巣腫瘍のリスクが約10〜13倍も高くなる。精巣腫瘍は、精巣が陰嚢内にある場合でもよく見られるため、潜在精巣ではリスクが非常に高くなり、潜在精巣の約6〜10%が腫瘍化する。その為、若齢での去勢手術が望まれる。


  
★そして、よくある質問だが、雄に多い攻撃性、マーキング、マウンティング(犬で見られる腰ふり)などの行動は去勢手術により予防することができるのか。これらの行動が身につく前に去勢手術を行うと、当然予防の効果が高いのだが、一度これらの行動が身についてしまった後では、軽減する例もあるが、効果のまったく見られないケースもある。
※※※以下の問題行動が去勢手術によって何ら改善されなかった割合を以下に示す(論文のデータ(the veterinary record,June 14,1997)より)。
◎犬:外をうろつく(6%)、マウンティング(33%)、マーキング(50%)、雄犬に対する攻撃性(38%)、テリトリー内への侵入に対する攻撃性(100%)、恐怖による攻撃性(100%)。
 また、マーキングは屋外で色々な匂いを嗅ぐなどの環境の変化(新しい犬・猫の存在など)により再発しやすいとされている。


去勢手術のデメリットは?
★避妊手術と同様、去勢手術のデメリットは肥満である。その機序は明らかになっていないが、去勢手術後の必要(基礎代謝)エネルギー量は減少し、食欲は増進される為に肥満が起こる。個体の成長は生後15〜18ヶ月間続くため、この間は若齢用のフードを与えるべきだが、給餌量を調節し、肥満には十分注意したい。



<まとめ>
●雄犬の去勢手術は、雄に多い疾患(肛門周囲腺腫、精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニア、包皮炎など)の予防ができる。
●去勢手術は、雄に多い問題行動の予防と、かつそれを軽減する。

固定リンク | 2010年06月05日【93】

5月29日(土)、30日(日)のケーブルテレビ「スクランブル・宮崎」#8のテーマは「腫瘍の診断法」です。

 放送は29日(土)が午前10時30分、午後2時30分、午後8時30分の3回、30日(日)が午前9時、午後4時、午後9時30分の3回の計6回です。内容は以下の様です。

<犬猫の腫瘍の診断>

1.犬猫は体表(皮膚)をはじめ目に見える部位の腫瘍が多い細胞診が可能→細胞を採取(針吸引法、綿棒またはサイトブラシを使用、スタンプ=押捺)

2.胸腔内の腫瘍はレントゲン撮影超音波検査で腫瘍を疑う。胸腔内に液体(胸水)が貯留していれば胸腔穿刺して細胞診を行う。可能なら超音波ガイド下で細胞〈組織〉を採取し、細胞診に供する。

3.腹腔内の腫瘍は触診レントゲン撮影消化管バリウム造影超音波検査CT・MRI検査、尿路造影検査、糞便塗抹検査、尿沈渣染色検査などを実施し、総合的に評価・診断する。腹腔内に液体(腹水)の貯留が認められれば、腹腔穿刺して細胞診を実施する。可能なら超音波ガイド下で細胞(組織)を採取し、細胞診に供する。

4.骨格系の腫瘍はレントゲン撮影後、細胞診あるいは組織検査で確定診断する。頭蓋内や脊髄の腫瘍はCT・MRI撮影等で診断する。

5.断脚など術後のQOL(生活の質)に多大の影響を及ぼす場合には、組織検査で確定診断をして、術式の決定を行う




固定リンク | 2010年05月28日【81】

[1]    «    33  |  34  |  35  |  36  |  37  |  38  |  39    »    [39]

- 管理用 -

最近の記事

月別記事