今日の親仁(オヤジ)ギャグ

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今週の親仁ギャグ・2019年5月12日(日)〜5月18日(土)

●「今月の旅」を再開。3月は甲子園観戦、4月は仕事以外でも多忙だったので2か月続けての休みでした。おととしの5月に始めた、月一の旅。3年間で計36回の旅を目標としていますから、今回で延べ23回目の「今月の旅」となりました。(36-23=13ですから、13回が残っています)。今回は今まで最も気になっていた地域のひとつである岩手と宮城を旅してきました。2011年3月11日の東日本大震災の津波災害の復興状況を確認するためです。旅のルートは、ゝ楮蟠港→(伊丹経由)→花巻空港(レンタカー借)→宮沢賢治記念館→(遠野市通過・道の駅で昼食)3石市(通過)→大船渡市三陸町越喜来の「ど根性ポプラ」碁石海岸大船渡市市街地(一泊目)→陸前高田市(奇跡の一本松)気仙沼港→┛豐愡(レンタカー返却)(新幹線やまびこ→仙台で、こまちへ乗換)→東京(2泊目)→(3日目)帰宮・・・・・・でした。今後の余生にも、いろいろなことを考えさせられる、貴重な旅でした。つづく。5月17日。

●多くの物事にはそれなりの妥協点や相場というものがあるものです。2019年2月7日、ZOZOTOWNを運営するZOZOの前澤友作氏が「1万円の服の原価は2000〜3000円って知ってた?」とツイッターで持論を展開し、業界から総批判をくらい、物議を醸しました。これは戯言ではなく真実であるのですが、アパレル業界からすれば差引の7000〜8000円を丸ごとのぼろ儲けと思われては心外なので反発したのであります。原価が2〜3割であって、従業員の給与もテナント料も出張費も全てその差額から賄われ、残りの500円か1000円(想像です)かがオーナーの取り分なのですから・・・・・・それを根拠に前澤氏が取引の業者に対してさらに値下げを要求したのは・・・・・・いささか浅はかな”つぶやき”であったのです。社会通念では飲食業にしろ世界のトヨタにしろ原価なんてものは、中には数パンセントの業界もあるでしょうが、概ね売値の2〜3割が相場なのでしょう。トヨタが車一台を売って利益が15万円なんて言ってますから。われわれ獣医業界もそんなもんですよ。ワクチンだってフィラリア薬だって、みなそんなもんです。それで社会が回っていると考えなければならないのです。焼鳥屋で150円の串を頼んだら、そりゃその串のネタの原価が30円くらいのことであって、これは決して高くはないということです。串を刺す手間に、串の再利用、備長炭、配膳・皿洗いの手間・・・・・・などなど・・・・・・これが常識なのであります。つづく。5月12日。


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今週の親仁ギャグ・2019年5月5日(日)〜5月11日(土)

●「三方良し」をわれわれの業種に当てはめるなら、「売り手良し(動物病院=自益)、買い手良し(飼い主=客益)、世間良し(社会=公益)」となりましょう。まずは自益について公益社団法人である宮崎県獣医師会との関わりようについて述べなければなりません。自益とはわれわれ獣医師がそれなりの収益を確保し共に栄え社会的地位を上げることです。それにはまずをもってある程度の価格設定を共有しなけらばなりませんが、これは世間でいうところのカルテルに該当しかねません。むろんカルテルは独禁法で禁止されていますが、不当廉売ともなれば話は真逆です。不当廉売とは、「商品や役務を不当に安い価格で継続して販売し、他の事業者の事業活動を妨げる行為。」であり、これも独占禁止法で禁止されています。いわゆるダンピングのことです。これは宮崎市郡の獣医師会に限ってのことかもしれませんが、宮崎市郡ではふた昔の前から、たとえば混合ワクチンの料金を決めると、決めた翌日から1000円安くする病院が常にあり、そのことが常態化していました。わたしも当時の市郡獣医会会長に、不当廉売の連鎖を阻止できないものかと直談判したものです。その会長曰く、「もう何十年も続いているので、それは無理でしょう、諦めなさい」と。その会長は元将校の軍人上がりで立派な人でしたが、「どうにもならん」と苦悩していました。カルテルとダンピング・・・・・・どれも独禁法違反ですが、現実にはそれなりの価格帯を暗黙の了解で設けることは・・・・・・どの業界でも存在することではないでしょうか。わたしが宮崎市郡獣医師会に怒ったのは、「ある病院の去勢手術よりも避妊手術が安い病院がある。ある病院の避妊手術よりも帝王切開が安い病院がある」・・・・・・これも当時の会長(前述の会長とは別人)に直訴しました・・・・・・「最低価格を考えてくれ」と。「そうでないと麻酔事故や術後の感染など動物に不利益な事態が生じかねない」と。その時の会長の応えは、「自由診療だから安くてもいいのではないか、勝手でしょ」・・・・・・でした。不幸なことに、宮崎では役員など上に立つ人ほど、このような考えの持ち主なのです。持つだけなら結構毛だらけ猫灰だらけなのですが、決まってこの輩はその実践者でもあります。低価格は客益に沿うものでしょうが、それは最低限の獣医療が守られた場合のはなしです。同時に、低価格は病院の収益に大きく関係しますから、従業員の給与や福利厚生、病院の設備投資などに直結する大問題です。つづく。5月10日。

●獣医師会に入会する訳・・・・・・と言いますか、入会せざるを得ない理由があります・・・・・・少なくとも最近までは入会しないと不利益が生じていたのです。では、獣医師会員であるメリットとはなんでしょうか。
,泙困枠鷁餔だと狂犬病注射を打つことがことができないとされていました。これに対して何十年も前から他県(福岡や岡山県)では裁判も行われたくらいであります。狂犬病は県知事(宮崎市などの中核都市は市長)が獣医師会に依託し、獣医師会が会員の獣医師に限って認めるというものでした。裁判の論争点は、会員でなければ狂犬病ワクチンが接種ができないのか・・・・・・ということでしたが、結果は会員でなくとも可能という判決でした。これにより、福岡や岡山を先頭に全国各地で獣医師会に反旗を翻す獣医師が増え、現在に至っています。福岡の一部では50万円もの入会金を納めなければ狂犬病を打てない・・・・・という地域もあったのです。宮崎でも、ある地域の獣医師会は過去に多額の入会金を強要していました。要は、獣医師会員でなければ狂犬病注射ができないのではないか・・・・・・さらに言えば獣医師会員でなければ(あの動物病院では狂犬病注射を打ってもらえないから)お客に敬遠されるのではないかという危惧を生んでいたのです。実際、そのことについての相談が私のところにも直接あるいは人を介して数件ありました。
⊇丹綮娉餔でなければ獣医師会が主催する学会や講習会には参加も発表もできません(これは当然でしょう)。さらに獣医師関連の研究会にも獣医師会員でなければ入会できないということもありましたが、現在のように獣医師会に入会していない者が多い状況では、(そんなことを言っていたら)研究会の運営ができない状態(人や金が集まらない)が生まれました。然るに獣医師会員であろうがなかろうが関係なく自由に情報を仕入れることができる時代になっているのです。
これもどの団体でもそうでしょうが、人によっては役職が好きな人間がいます。獣医師会も御多分に洩れずそうゆう輩が全国に居まして幅を利かせたがるのですな。つづく。5月8日。

●ここでひとつ、重要なことを言い添えていなければなりません。獣医師会がそのようにして貯め込んだ額は億単位です。宮崎県獣医師会の所在地は宮崎市内(宮崎市広島1-13-10畜産会館3F)にあります。私が40年前に知ってからそのままの場所で、県の畜産会館の一部屋を間借りしている状況です。。鹿児島など他県では自前の獣医師会館を建て、そこで研修や講習会を実施しています。宮崎県獣医師会の講演や講習会は、大学やAZMホールなどの施設を利用しているのです。獣医師会が長年にわたって貯め込んだ億単位の金がどのような事業に使われるかが問題なのです。近江商人の商い心得に「三方良し」(「さんぼうよし・さんぽうよし」)という言葉があります。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」で、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという・・・・・・有名すぎるフレーズです。獣医師会に限らず、多くの業界団体は、自分たちの利益を守ることも当然ながら重要ですが、お客さんやその他大勢の人々にも同じくらいの気遣いが必要ということです。それなくして獣医師会を名乗る権利はないのです。「自益」ばかりでなく、自益以上に「客益」、そして「公益」を常に念頭に置くべきなのです。つづく。5月7日。

●ついでながら・・・・・・ではなく、ついでだから是非、獣医師会の譚をしましょう。断っておきますが、これらのことは宮崎県獣医師会に限ったことではない可能性が多々ありますから、そのつもりで読んで下さい。獣医会には年会費というものがあり、開業医の場合、確か年に5万円ほど払ったかと記憶しています。これは狂犬病の手数料から差っ引かれます。狂犬病注射1頭当たりの獣医師会の純収入(純利益)は830円(決算書に基づく)とありますから、自分の病院で1000頭の犬に狂犬病ワクチンを接種すれば83万円を、その個人病院が獣医師会に上納したかたちになります。10年で830万円ですから、50年同じ状態なら、CTスキャンが導入できるということです。集合注射を含めて500頭接種している獣医師がいるとすれば、40万円超の上納です。麻酔の気化器が買えますし、5年ともなれば立派な麻酔モニターが購入できます。獣医師の反乱が起きてもなんら不思議ではありません。起きないのが不思議なのです。つづく。5月7日。


固定リンク | 2019年05月05日【610】

今週の親仁ギャグ・2019年4月28日(日)〜5月4日(土)

●わたしが獣医師会の運営に不信を抱くようになったのは10年以上前のことです。役員会で出された1万円ほどの懐石料理が、なんとタダ呑み会だったのです。県職や役場の職員を含め数十人が集う狂犬病注射の打上もタダですし、会場はホテルの広間です。ある時、市郡の獣医師会長と県獣医師会の事務長に私の病院までご足労願い、「そんなに金の余裕があるのなら夜間病院でも始めますか?」と訊ねると、「赤字になったらどうしますか」との応えだったので、こりゃダメだと思い、それからすぐに街中に土地を買い求め、翌年に個人の夜間救急病院を開始しました。わたしが県で第一番の獣医師会脱会者ですが、その後入会しない者や脱会する人が少数いましたが、昨年から今春にかけて多数の脱会となったようです。つづく令和初日の、5月1日

●それこそ数日前に来院した猫の飼い主さんが、「先生のブログが〇〇〇に引用されていますよ」と言うので調査したところ確かにありました。今月はじめにピックアップされていました。2009年12月01日の古い記事ですが、鮮明に記憶にありました。今年に入ってかなりの数の動物病院が県獣医師会を脱退しました。理由は、何を隠そう、獣医師会の狂犬病収入の扱い(支出)に関する反乱であります。私なんぞは今頃気付いたのかと・・・・・・思うだけですが。以下に10年前の「親仁ギャグ」をどうぞ。つづく。4月30日。

きょうは狂犬病の金の流れについて御披露する。鳩山内閣の「仕分け」作業が注目を浴びている昨今、われわれの周囲には暴かれなければならない実態がわんさとある。獣医業界は自由診療であり、狂犬病注射料金も例外ではないが、多くは獣医師会が料金を統一しているのが現状である。東京や大阪では獣医師会に所属しない動物病院や獣医師も少なくなく、それも増加傾向にある。しかるに、狂犬病料金も格安の病院が存在することになる。
▼多くの自治体(都道府県)では狂犬病注射料金を3,000円に設定しているが、この全てが病院の収入にはならない。内訳は550円が手数料(鑑札代、広報、事務手続きなど)として保健所(宮崎市では中央保健所)に、1,100円が県の獣医師会に上納される。残った1,350円が獣医師や動物病院の収入となる。それも法人の場合、法人税540円を払うと、獣医師の手元に残るのは810円である。検温や聴診、健康チェックをしてからの注射であるから、1,350円は通常の診療料金に比べて割に合わないので、別途診察料を貰う病院も少なくない。獣医師会に所属している動物病院は3,000円を一旦保健所に持参して、保健所が獣医師会と各獣医師の銀行口座に振り込む。保健所が獣医師会の業務を手伝っているとも取れる内容である。公務員(保健所の職員)が一団体のために時間を割くことは違法でないのだろうか。
▼問題は獣医師会の1,150円である。狂犬病の注射液が1バイアル10ml入りで4,085円で、1頭に1mlを注射するから、1頭当りの注射液料金は408円(税込)である。21G針付き2.5ml注射ポンプは1本当り約19円80銭(税込)である。1,100円からこれらを差し引くと約672円が、獣医師会の純収入という計算になる。しかし、なぜかしら、県獣医師会発行の16年度収支書では1頭当たりが830円と記載されているから、注射液や器材の大量調達で浮かせているのであろう。平成16年度の宮崎県内での狂犬病注射頭数は52,401頭であり、830円を掛けた43,492,830円が狂犬病に関する総収入と、記載されている。同じく平成16年度の支出の決算額が63,334,392円であり、決算額に対する狂犬病注射料金の占める割合は、実に68.7%である。支出には事務局長(県の天下り先の一つ)や専属事務員(現在の仕事の質量からしてアルバイトで十分)の給料と退職金引当金(平成16年度の予算額は1,100,000円でなぜか決算額は923,800円)、会長など役員の手当て、旅費など種々雑多である。その雑多の中に、飲食代が含まれる。狂犬病注射慰労会や親睦会、あるいは動物慰霊祭と称してタダ飲み会を年数回やる始末である。獣医師をはじめ、県庁や役場の担当者が数十名出席する。それもホテルの一室を貸し切っての大散財であるから、恐れを知らない蛮行振りである。会費の要る二次会やその他の飲み会にはこの数分の1しか集まらないから、情けない。仮に、会場設定などで役員の意向がはたらくとすれば、これも浅ましい。 
▼時代に即した獣医師会の存在意義を含め、事業内容を徹底的に洗い直し、新たな出立を目指すべきである。そうすれば獣医師の獣医師会離れも防げる筈だ。今回示した狂犬病の金の流れはズルワルな役人的発想であり、愛犬家や正直な国民を愚弄した仕組みである。鳩山政権の生命線である「仕分け」は結構だが、狂犬病注射料金の仕分けだけは、即刻止めてもらいたいものだ。
▼今も夜な夜な獣医師会の役員らがニシタチを徘徊し、狂犬病の収入をぶら下げて、行きつけの二次会スナックで大散財をしているとしたら、許せますか。 2009年12月01日。



固定リンク | 2019年04月28日【609】

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