院長コラム

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今週のつぶやき親仁・2020年10月18日(日)〜10月24日(土)

●「ねぐら替え

暦の上では9月から11月の3か月が、いわゆる秋です。(正確には太陽の黄径が135度の時。太陽暦では8月上旬。今年は8月7日でした)。先週は急に気温が下がった日がありましたのでデロンギ(オイルヒーター)を出しましたが、今は部屋の隅で待機しております。

金之助「主人先生よ、専用のクローゼットが大方片付いたようで?」

主人先生「そうなんだよな、生来の物持ちの良さに加えて断捨離ができないときているからな。でも今年は箪笥を2棹買い足したからな、当分はすっきりであろうよ」

金之助「ところで主人先生よ、最近の居酒屋通いは、ご帰宅の早いようで?」

主人先生「そうじゃな、居酒屋の女将や大将も言っていたがな、最近は遅くても10時ころには皆、切り上げるようじゃな。東京では終電の30分繰り上げが話題になっているがな、田舎でもシンデレラがめっきり減ったようじゃ。新型コロナで夜の街も様変わりじゃな。老若男女問わずにライフスタイルが大きく変わりつつあるかもな?」

金之助「ほお、感染症によってそんなに大きな変革をもたらすもんなんですにゃん? 考えてみれば、われわれ猫の世界でもそうですにゃん。猫エイズや猫白血病の蔓延がその典型じゃにゃん。夜集会や喧嘩で簡単に感染するからにゃん。僕にゃんは外に出たいにゃんが出してもらえんにゃん」

主人先生「そうじゃな、エイズや白血病の前時代の猫の災禍は、車じゃったな。車に轢かれて死ぬ猫や犬がなんと多かったことか。今は放し飼いが減ったから、車を運転していても道路の真ん中に無残な姿を目にする機会が随分減ったもんだ。動物病院に運ばれてくる交通事故の犬猫も珍しいくらいじゃ。喜ばしいことじゃな」

金之助「そうですにゃんか? 主人先生は長く犬猫を診察しているから、病気の歴史も詳しいにゃん! ところで主人先生よ、そんなに早くご帰宅していったい何か得することでもありにゃん?」

主人先生「いやあ結構な充実ライフを構築できるもんじゃな。夜の6時に出勤して8時に帰るとな、まずはごろりとテレビの番じゃ。8時だとな、プロ野球も終盤戦だし、それが決着したらニュースを視てな、それでご就寝じゃ。朝は早いぞ、早い日は未明のお目覚めじゃ。それから本を読んで、ブログを書いて、そしてまたニュースを視ながらのうたた寝じゃ」

金之助「それでも呑み過ぎは禁物にゃんか? ついこの前も調子に乗ったのか千鳥足で階段をお昇りのようでありましたにゃん?」

主人先生「そうじゃな、金之助もよう観察しておるな。時間制限は長くても2時間じゃな、そうでないといくら早く寝ても朝にはアルコールが残っているからな。これからもコロナを機にしてどしどしライフスタイルを変えていかないとな。健康のためにもな」

金之助「僕にゃんの生活も変えてほしいにゃん? 有難いことに家中自在に動き回れるにゃんが、犬の二太郎君以外には友達がおりませんにゃん。時に大輔兄ちゃんが遊んでくれるにゃんが、他は全てお客さんじゃからにゃん。病院には可愛い子猫がいっぱいくるにゃん。主人先生もどこからか美人のサバトラか茶白の猫を保護してくれにゃん。よろしくにゃん」

主人先生「いやいや猫は金之助だけで十分じゃ、御免。そりゃそうと金之助は最近、塒(ねぐら)を替えたようじゃな。お気に入りの段ボールから吾輩の椅子に移動しおったな。まあ吾輩の同居人じゃからな、毛質の上物じゃからな、ガリガリだけはやめてくれよな。じゃ先に寝まするぞ、金之助君」

10月24日。


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今週のつぶやき親仁・2020年10月11日(日)〜10月17日(土)

●「GoTo マップトラベル

二太郎「主人先生よ、最近、GoToトラベル、GoToトラベルを連発していないかい?」

主人先生「そうなんだよな、来院する飼い主さんの中には、年配の方じゃがな、国内旅行に勤しんでいる人もあるようじゃ。それにな県外からゴルフやサーフィンに来る客も少なくないようじゃ」

二太郎「そうですか? この二三日の東京の新型コロナ感染者数は2百を超えたものの、アメリカやヨーロッパの比じゃなく少ないようでわん。これから寒くなってウイルスが活発にならないうちに出掛けようっていう魂胆の輩が居ても当然かもわん」

主人先生「二太郎のおつむは大した切れようじゃな。吾輩ももうそろそろ江戸へでも出向かわんとな。銀座が寂れているという専らの報告じゃからな。ないことを願うがな、やはりこのままじゃ新型コロナも収まるまい。あと数回は暴れるじゃろうからな、冬到来前のこの1か月が(最後の)チャンスかもな」

二太郎「なんとな、最後のチャンスとはえらい縁起の悪いことではないですかわん? ところで主人先生よ、またまた最近、旅行もしないのに地図帳を開くことが多いんじゃないかわん?」

主人先生「暇犬の二太郎君よ、それにしても人間の行動をよく観察していることじゃ。そうじゃな、地図帳を開いて見入ることはな、存外楽しいものなのじゃ。まるで現地に行っているようでな、映像まで浮かんでくるから不思議じゃ。今な、池波正太郎の『英雄にっぽん』という小説を読み終えたんじゃがな、その中に登場する城や山、そして川の場所を地図帳に書き込んでいるんじゃ」

二太郎「そうでわんすか? さぞかし集中しているようなので邪魔もしたくなるわんが・・・・・・止めときましょう、僕わんのお八つ配給に支障が出るかもしれませんからわん」

主人先生「二太郎君よ、よい心得じゃ。まあ二太郎には分らんかもしれんがな、今記入した地名の一部でも教えてあげるな。犬界でもな、何かの機会に耳にすることがあるやもしれんからな。じゃ言うぞ、東から三木城、神吉城・志方城(加古川市)、高砂城(高砂市)、書写山(姫路市)、甲部川(千種川上流支流・赤穂市)、福原城(佐用城)、上月城、高倉山(赤磐市)、備前高松城(岡山市)、備中松山城(高梁市)、尾高城(米子市)、(月山)富田城(安来市)・・・・・・これらはな、豊臣秀吉が中国地方の毛利氏征伐の前段階の戦で名を遺している城名などじゃ。そもそもこの小説の主人公は尼子氏の家臣である山中鹿之助という武士じゃがな」

二太郎「そうでわんすか。まあ僕わんが知っていたところで何の役にも立ちそうにはありませんが、そのうち、主人先生の『今月の旅』が再開した折には、その土産話に出てくる程度のものでしょう? 」

主人先生「その当時はな、それまで信長の味方であった三木城主、別所長治が毛利攻めに対して秀吉との齟齬がきっかけで決別して敵になったころでな、秀吉も信長の怒りを買わないかと戦々恐々としていたのじゃ。信長にしても大坂の石山寺や越後の上杉謙信が気にかかり、尼子勝久、中山鹿之助らが籠城する上月城に兵力を割けなかったのじゃ。『上月城は見捨てよ!!』との信長の絶対命令じゃったのじゃ。そういうことで秀吉は高倉山の陣を引きはらい、書写山へもどって三木城攻略に専念したのじゃが、それでも別所氏を討ち取るのにそれから2年を要したのじゃ。ところでな山中鹿之助はその後、備中松山城の毛利輝元のもとへ護送中に甲部川の”阿井の渡し”で殺されたのじゃ。山中鹿之助が殺されたのが1578年8月20日、別所長治の自害は1580年2月2日のことでな、これは本能寺の変(1582年6月21日)の2年余り前の事じゃ(すべて西暦)」

二太郎「そのあたりは主人先生が居酒屋で酔っ払って講釈しているとところじゃないかいわん? わかりました分りましたよ、もう結構毛だらけ猫灰だらけでござる。僕わんは水を飲んで寝るわんから、大人しく呑んで下しゃれわん」

主人先生「二太郎君よ、吾輩をそう邪険にしないでくれよな、お互い数少ないお友達じゃろうが。猿の秀吉が播磨から備前、備中を汗だくで飛び回って(奔走して)いるのが目に入らんかのお。いかんいかん酔いが回りすぎたようじゃ。それでは秀吉様、御免仕ります。呵々!!!」

10月17日。


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今週のつぶやき親仁・2020年9月27日(日)〜10月3日(土)

●「猫も冷え性
早いもので10月も今日で2日です。台風襲来が危惧されていましたが、熱帯低気圧が発生しても台風に成長する可能性が薄れるばかりか、大陸の高気圧の張り出し度合いが例年より早いのでしょうか、この調子では今後、台風の本土上陸はなさそうですが、甘いですかね。それはそうと、この時期の忙しなさは、やはり衣替えでしょうか?

金之助「主人先生よ、この2、3日はパナマを陰干ししたり、クローゼットの隅からフェルトを取り出したりと、なにやら俄に忙しそうじゃないですか?」

主人先生「そうじゃな、ランニングも半袖シャツも麻のジャケットも・・・・・・いろいろと夏物を仕舞い、秋物と入れ替えんといかんからな。少し高価なものはクリーニングにもださないとな。忙しいぞよ。その点、君たちは換毛ですむから楽だよな」

金之助「僕にゃんは歴とした日本猫でアンダーもオーバーもあるダブルコートですからね、抜け毛だ大変ですにゃん。僕にゃんのブラッシングも忘れないでくださいにゃん」

二太郎「僕わんはシングルコートのパピヨンですからわん、換毛はありません。が、なにせ長毛なので抜け毛は目立つわん。主人先生は目敏いですからわん、掃除機嫌いの僕わんにはお仕置タイムですわん。最近はルーロなる奇妙なロボットも登場し敵わないわん」

梅太郎「僕わんは柴の雑種なので堂々のダブルコートで、しかもアンダーの量が多いときているからわん、少々のブラッシングじゃ間に合わないわん。年に2回はサマーカットされるのは手入れの手抜きじゃないかわん」

主人先生「分かっておるぞよ、金に二太に梅、抜け毛のケアはスタッフにもよくよく頼んでいるから安心してくれな。ところで金之助君よ、君たち猫は真夏にですよ、クーラーが入っているとはいえ、どうしてカーテンの外側で日向ぼっこをするんだ? ガラス越しにまともに直射日光を浴びているじゃないかい? 同じようなことを言う飼い主さんも少なくないもんな。どうしてじゃ?」

金之助「獣医先生たる者がそんなことも分かっておらんのですか? 猫は犬よりも体温調節が下手なんにゃん。冬は日向ぼっこで熱をもらっているにゃんが、真夏はこれをやるのは熱中症の危険があるにゃん。でもカーテンの影に隠れ、それに外が観れるからにゃん、居心地のいい場所を優先しているにゃん。でも僕にゃんはそんなに阿保な猫じゃありませんにゃん。暑くなれば段ボウルの冷い寝床に移動するにゃん。シャンプー(水)嫌いの僕にゃん達はにゃん、紫外線を浴びることで殺菌もしているにゃん。部屋の居場所を変えることでちゃんと体温管理はしますにゃんから、これまで同様、夏の冷房、冬の暖房は宜しく管理してくださいにゃん」

主人先生「そうかそうだよな、金之助ともあろう猫がそんなお粗末君じゃないよな。吾輩の獣医師の知識から猫の日向ぼっこが好きな理由をもう一つ教えてあげようか。しかしじゃ断っておくがな、これは吾輩だけが考えていることであって科学的に証明もなにもされていないから、ここだけの譚でな、金之助だけに教えてあげるな。それはな猫は『冷え性』ということじゃ。猫の血液量は体重の6%ほどじゃな。犬や人間は8%じゃから、体重当たりの猫と犬とでは20mlの差があるんじゃ。この数字(差)は大きいぞな。その証拠に猫の手術での出血量は犬に比べたらかなり少なくてすむんだ。こと肢の手術となると出血が少ないから楽じゃな。どうじゃ吾輩の新説は・・・・・・『猫の冷え性』・・・・・・これが猫が日向ぼっこを好む一つの要因じゃな。これはあくまで私説じゃからな、他言無用じゃぞ」

10月2日。


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