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「今週のCT症例」番外編・内視鏡
2歳ミニチュアダックスフンド 避妊雌
「昨夜、猫用のネズミのおもちゃを食べてしまい、その後から吐く」ということで来院。
レントゲン検査にておもちゃのネズミが胃の中にあることを確認。ネズミが大きいため、吐かせて取り出すことは困難と判断して、全身麻酔下で内視鏡検査を実施し異物のネズミの摘出に成功。しかし、摘出後の胃粘膜には損傷部位が複数箇所見つかった。
※今回の飼い主さんは猫を飼っていましたが、おもちゃで遊んだ後は与えたままにせず、必ず片付けることが重要です!
異物誤食には気をつけましょう。
おもちゃのネズミのみをレントゲン撮影してみた。
ラテラルX線像。胃内にネズミと思われる物がある。
VDX線像。胃内にネズミと思われる物がある。
摘出されたネズミのおもちゃ。
摘出後の内視鏡検査における幽門洞。胃壁が赤く炎症を起こしており、出血斑も見られた。
摘出後の内視鏡所見。噴門近くにも同様の炎症や出血斑が見られた。
2020年12月10日【447】
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