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「今週のCT症例」・その10

症例 10歳 ミニチュアダックスフンド
前日よりの起立困難を主訴に来院。血液検査にて貧血と血小板減少が認められ、エコー検査にて少量の腹水貯留と脾臓の腫瘤が認められた。
検査所見より脾臓腫瘤の破裂を疑い、支持療法にて全身状態を良化させてからCT検査と外科手術を実施。
CT検査では脾臓には内部に液体貯留を伴う腫瘤と他にも多数の腫瘤を認めた。しかし、転移や他臓器への癒着は認められなかったため外科手術を実施した。
外科手術で摘出した脾臓は病理検査にて「血管肉腫」と診断された。脾臓の血管肉腫は予後が悪い悪性腫瘍の1つである。

固定リンク | 2019年08月11日【423】

「今週のCT症例」・その9

症例 1歳猫の横隔膜ヘルニア
受診前日に交通事故にあった地域猫が受診。来院時呼吸の状態が悪く、レントゲン検査にて横隔膜ヘルニア(横隔膜が破れてお腹の臓器が胸の方へ移動してしまう)と診断。
状態を安定させた後、手術で破れた横隔膜の整復を実施。損傷が激しく広範囲に及び、横隔膜を縫い合わせることでは整復はできないと判断し、医療用メッシュ(ヒトの鼠経ヘルニア仕様)を用いて横隔膜を整復。
術後呼吸状態は正常に戻り、経過は順調。術後約60日後にレントゲン検査と無麻酔でCTを実施して、横隔膜の状態を評価した。整復した横隔膜ラインを超えて腹腔内の臓器の一部が胸腔内領域に変位しているような画像が得られたが、現在臨床症状は全くなく、日常生活を問題なく送をっている。レントゲン検査と比較してCT検査ではより詳細が分かる。今回のCT検査は無麻酔で実施しているがキレイな画像を撮影することができた。(犬、猫の性格により無麻酔でのCTは実施できる場合とできない場合があります。)


固定リンク | 2019年07月21日【425】

「今週のCT症例」・その8

症例 柴犬 12歳
嘔吐、食欲不振で受診した際のエコー検査で肝臓に腫瘤を認める。
その後症状は改善したが、腫瘤の精査のためCT検査を実施。腫瘤は肝臓の内側左葉の先端に限局しており、手術での摘出が可能な位置と判断。
Johnson&JohnsonのStapler・ENDOPATH・ENDOCUTTER(自動縫合器:カートリッジはホチキスのような形をしており、これで臓器の組織を挟みステープルと切断用ナイフによって縫合と切断を同時に行う。)を使用して摘出。摘出後の病理検査により「胆管嚢胞腺腫」(胆管の細胞由来の良性腫瘍)と診断された。

固定リンク | 2019年07月09日【424】

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