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「今週のCT症例」・その16

症例15 柴犬 9歳
約1ヶ月前から間欠的な嘔吐と食欲不振、元気消失を主訴に来院した。
エコー検査にて左上腹部に腸管と連続する液体貯留を伴う腫瘤を認めた。
CT検査では小腸に腫瘤を認め、周囲の腸間膜に炎症または腫瘍の転移を疑うような所見が見られた。
そこで後日、試験開腹を実施。十二指腸に発生した腫瘤は周囲組織と重度に癒着し、他の小腸にも病変が認められた。
外科的な完全摘出は困難と判断し、一部生検を実施して手術終了とした。
細胞診の結果、「腺癌」と診断された。


固定リンク | 2019年12月01日【432】

「今週のCT症例」・その15

症例15 雑種犬 10歳
肝臓機能の数値が高い状態が続き、エコー検査で腫瘤病変の可能性があったためCT検査を実施。
CT検査はそのまま撮影する単純撮影と造影剤を静脈内投与して撮影する造影CT撮影があるが、今回は肝臓の腫瘍が疑われたため造影CT検査を実施。
その結果、肝臓の一部に腫瘤病変が認められ、後大静脈と接していることが判明した。また脾臓にも腫瘤の存在が認められた。
造影CT検査を実施することで腫瘤(腫瘍)病変を明瞭に確認することはできる。

左:単純CT 右:造影CT


固定リンク | 2019年11月30日【433】

「今週のCT症例」・その14

症例14 8歳 マルチーズ
交通事故に遭い、骨盤骨折。
レントゲン検査で診断することはできるが、手術に向けて仙椎の骨折の評価など、より詳細なデータを得るためCT検査を実施。
CT検査では仙椎の骨折が確認され、複雑に骨折した骨盤の状況が確認できた。
本症例は骨盤腔狭窄が認められたため、ラグスクリューによる左仙腸関節脱臼整復と左右腸骨稜間にボルトを入れて骨盤尾側の内腔を拡張させる処置を実施した。
右恥骨から坐骨にかけての骨折は、上記の手術で骨折端の距離の短縮が認められた為、その整復は実施しなかった。
また直検にて十分な骨盤内腔の拡張も確認できた。
術前から認められていた麻痺(肛門反射消失)も術後、徐々に改善され尻尾も振るようになった。尿失禁も排便も改善し、自力で起立可能なまで回復している。現在もリハビリ継続中である。
(術後約40日では、排尿排便は正常、歩行も可能になった。)

CT検査のデータは飼い主様へ説明しやすいように3Dのデータを作成することもできます。


固定リンク | 2019年11月13日【431】

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