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「今週のCT症例」・その19

症例19 パピヨン 5歳 避妊雌
跛行で来院した際に血液検査を実施したところ肝酵素上昇を認める。肝酵素上昇による症状は認めず。
その後、治療によって跛行はすぐに改善されたが肝酵素上昇が持続。食事療法や強肝剤投与を行っても数値の完全が認められず、総胆汁酸も高値のため、精査を実施。
CT検査にて肝臓の器質的変化や門脈体循環シャント(※)がないか確認したのち、肝生検を実施した。
CTでは腫瘤病変など画像診断で検出できる器質的な変化は認められず、シャント血管も認められなかった。
病理検査の結果、血管構造異形の所見が得られ「微小血管異形成」と「銅の過剰蓄積」が疑われた。

※門脈体循環シャントは本来であれば肝臓へ行くべき血管が後大静脈へ短絡してしまう先天性もしくは後天性の血管の異常である。
門脈体循環シャントが認められた場合にはシャント血管を閉じる外科手術が治療の選択肢として考えられる。


固定リンク | 2020年02月03日【436】

「今週のCT症例」・その18

症例18 ウエストハイランドホワイトテリア 15歳 雌
食欲低下と嘔吐を主訴に来院。以前より副腎に腫瘤を認める。異物等の可能性を含めバリウム造影検査を勧めるも、飼い主の都合により実施不可。点滴や制吐薬で対症療法を実施するが改善を認めず、副腎腫瘤精査を含めて無麻酔CT検査を実施。CT検査の結果、小腸内に異物による腸閉塞と認め、同時に副腎腫瘍も確認された。また幽門付近の粘膜不整も認められた。腸切開を実施して異物(果物の種(プラム?)を摘出。(腹部触診は来院の都度、丹念に実施していたが対症療法期間中、十二指腸から小腸へ徐々に移動していたと考えられた)。


固定リンク | 2019年12月10日【434】

「今週のCT症例」・その17

症例17 チワワ 11歳 雌
膀胱腫瘍による排尿困難を主訴に紹介来院。エコー検査で膀胱とは別に腹腔内腫瘤を認める。腫瘤は巨大で由来臓器が不明なためCT検査を実施。僧帽弁閉鎖不全症があり心臓の状態もよくないため無麻酔で実施。CT検査の結果、膀胱近くに認められる腫瘤は子宮体部に発生しており、骨盤腔内をほぼ占拠する形で存在することが分かった。

固定リンク | 2019年12月05日【435】

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