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「今週のCT症例」・その12

症例12 12歳 雑種猫
毎日数回の嘔吐を主訴に来院し、嘔吐物に毛玉が認められるため毛球症やその他の疾患を疑い、試験的開腹術を実施。全身麻酔後、術前のCT検査を実施したところ、腹腔内に無数の小さな腫瘤病変と腸管拡張部位遠位端に腫瘤病変を認めた。腸管と小腫瘤の細胞診では「腺癌」と診断され、腸管を原発とした悪性腫瘍が腸間膜や大網、腹壁を含む腹腔全体に播種性に転移していることが判明し、CT所見と著しく合致していた。外科的切除は困難と判断し閉腹とし、その後は対症療法を行った。

固定リンク | 2019年09月19日【428】

「今週のCT症例」・その11

症例11 10歳 W.コーギー
食欲低下と嘔吐を主訴に来院。エコー検査にて脾臓腫瘤が認められたため、精査のためにCT検査を実施。
CTでは肺にも2ヶ所腫瘤病変が認められ、肺の腫瘤を細胞診した結果、「組織球肉腫」が疑われた。その他、腹腔内のリンパ節も複数腫大していることが確認された。
組織球肉腫は樹状細胞由来の腫瘍で、W.コーギーは好発犬種として知られる。
局所の組織球肉腫では外科的切除と化学療法、播種性の場合には化学療法が治療法になる。本症例は複数病変が認められることから化学療法を選択した。

固定リンク | 2019年09月01日【427】

「今週のCT症例」・その10

症例 10歳 ミニチュアダックスフンド
前日よりの起立困難を主訴に来院。血液検査にて貧血と血小板減少が認められ、エコー検査にて少量の腹水貯留と脾臓の腫瘤が認められた。
検査所見より脾臓腫瘤の破裂を疑い、支持療法にて全身状態を良化させてからCT検査と外科手術を実施。
CT検査では脾臓には内部に液体貯留を伴う腫瘤と他にも多数の腫瘤を認めた。しかし、転移や他臓器への癒着は認められなかったため外科手術を実施した。
外科手術で摘出した脾臓は病理検査にて「血管肉腫」と診断された。脾臓の血管肉腫は予後が悪い悪性腫瘍の1つである。

固定リンク | 2019年08月11日【423】

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