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蝮の咬傷

今年7月兵庫県で「ヤマカガシ」というヘビに噛まれた小学生が一時重体というニュースが話題になっていましたが、宮崎でも散歩中にヘビを見かけたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は意外と身近に潜んでいる「マムシの咬傷」についてです。

マムシはクサリヘビ科マムシ属、全長50〜60cm程度で平地や山地の森林や薮、水田や小さな川周辺など身近に生息しています。頬にはピット器官という赤外線を感知する器官を持つため、瞬時に正確に咬みつくことができ、毒牙から毒液を注入します。

メスの妊娠期間である6月から10月は、非常に食欲旺盛でとても神経質なため咬傷事故もこの時期に頻発します。マムシの毒は様々な成分が含まれていますが、血液毒が主体で神経毒はわずかなため致死率はそれほど高くないと言われます。しかし、血管や筋肉を破壊するため激しい痛みを伴います。ヘビ毒の酵素活性により牙痕周囲の皮膚が広範囲に壊死し、その影響は2〜5日間続きます。動物の場合には口周りもしくは四肢を咬まれる症例がほとんどで、牙痕周辺が腫れて気づくことも多いです。

人では抗毒素血清を使用できますが、獣医療での利用は難しく、ショックに対する処置や急性腎不全などの合併症、出血のコントロールを実施します。急性期を脱することができれば広範囲の皮膚壊死に対する処置が必要になります。

まずは咬まれないようにすることが1番です。意外と身近な草むらや藪にも生息しているため、散歩中などむやみに近付かないように注意してください。万一咬まれてしまった場合には、お近くの動物病院へすぐにご相談ください。


固定リンク | 2017年09月11日【385】

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